ずっと原因不明と言われて、最初の1年はとにかくもがきました。
何とか治さなきゃって気持ちしかなかったです。
当時は人前で話す仕事をしていたので、痛むときは口も開けられなくて
仕事に支障をきたしていました。
病院ジプシーといえるほどかわからないですが、最初の頃は色々な角度から考えて
色々な病院を受診しました。とにかく原因を見つけて治療したいという一心でした。
でも毎回、痛みでしんどいのに1から説明することが本当に嫌になってきて
相性が良かったペインクリニックに出会ってからは、他の病院を受診することは
なくなりました。
それでも、時々は東洋医学に頼りたくなって鍼灸を試していました。
効果はほとんどみられませんでしたけど。
コンテンツ
当時受診した病院について
脳神経外科
一番最初に受診。MRI検査をしたが、原因わからず。三叉神経痛と診断される。
レキシン処方されるが効果なし。2か月ほどで自然消滅。
脳神経外科
再発したのでまた同じ病院を受診。MRA検査実施。
痛んでいるのは右側なのに、左側に原因があると誤診され不信感を抱く。
ペインクリニック
どんどん痛みが増していき食事ができなくなってきた。ひどい鼻炎になったが鼻もかめない。
痛みをとにかく軽減して欲しくてペインクリニックを受診する。
三叉神経痛ではないと言われ、診断つかず。
理由)①お年寄りの病気だから ②痛む場所が変わる(動く)ことはない
③普通はトリガーがあるものだ ④三叉神経痛の痛みはそんなものではない
本当に辛いときに行ったのに、「どうしてわかってくれないの」感が強かった。
神経ブロック注射を2度行うも効果なし。
精神安定剤(デゾラム)処方されるも効果なし。
このクリニックで言われたことで、当時はあり得ない!って思ったこと。
「大丈夫、そのうち良くなるよ」
「疲れてるんだよ」
「肩、凝ってないかい」
この時の自分には、全く理解できなかった。
私はこんなに痛いのに!
でもその後、またこの言葉を思い出すことになるなんて思いもよらなかった。
結局、この時点でのドクターの言葉に尽きたのかもしれないって。
耳鼻科
当時のメモ。
- 朝から激痛
- 焼けつくように痛い
- ズキズキ痛い
- 鼻がかめない、さわれない、黙っていても痛い
- しゃべると痛い
- 物が噛めない
- 歯が磨けない
- 下を向くと余計痛い
もしかして副鼻腔炎でもあるのかな、と耳鼻科を受診した。
でも完全にお門違いだったようで、説明するの辛かった…
レントゲン異常なし、痛み止め処方されるも効果なし。
頭痛外来
激しく悪化して半月あまり。いよいよ仕事ができなくなってきた。
早退して1週間休みをもらい、東京で診てもらえる専門医を探すことにした。
頭痛外来。
こんなんなる前は、全く知らなかった分野。
実績があって、1週間の間に診てもらえる病院を探し、たどり着いたペインクリニック。
おじいちゃん先生。どうやらその道の権威みたい。
すごく顔色を見る先生(いい意味で)。
今日は辛そうだね、良さそうだね、がすぐわかる。
痛みを本当に理解されていると実感できたドクターで、
やっとわかってもらえたと思ったら、涙が出るほど嬉しかったことを覚えている。
そのクリニックを受診して、とにかくとても安心しました。
薬が合ったのか、良くなるタイミングだったのか、この後徐々に回復しました。
それからは年に数回痛みに襲われて、その「発作」が起きると長いときで1か月
痛み続けました。痛くなるとおじいちゃん先生のところに駆け込みました。
一向に良くなることはなかったけれど、信頼できる病院があることの安心感ってすごかったです。
ペインクリニック
痛みが始まってから4年後、色んな事情により沖縄に移住することにしました。
おじいちゃん先生にその報告をしに行って、紹介状書いてもらいました。
環境変えてのんびりして、回復するといいね、な感じだったと思います。
ただ、自分で考えていたよりずっと移住生活は過酷でした。
仕事ものんびりやれるほど甘くはなかったし
思った以上に地元の方たちとの交流が大変でした。
逆に痛む頻度は増していったような気がする。
それでまたペインクリニックを受診することになった。
収入の減少で、簡単にはおじいちゃん先生を受診することもできなかった。
そのペインクリニックで勧められたこと。
心理テストって受けたことある?ということで、初のMMPI(ミネソタ多面人格目録)。
その結果はこちらで。
精神科
MMPIの結果から、統合失調症の疑いで受診。
結果は、「あなたは問題ないね!」だそうで一安心。
心療内科
精神科受診の経験により、カウンセリングしてもらうことの必要性を感じたため受診。
受診してもあまり変化はなかったが、内科も診てもらえるため、風邪などでも頻繁に受診した。
現在
痛みは2年間出現していません。完全に消失したと思っています。
約10年、色々な検査をしましたし色々な薬を飲みました。
本当に一体あれはなんだったんだろう、という闘病でした。
痛みがなくなったきっかけについてはこちらで。
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