三叉神経痛 Vol.4 末梢由来・中枢由来

からだのこと

治まらない痛みとの闘い

いつも痛みが起きると思うこと。

「今回が一番痛い」「今回が一番長く痛んでいる」

毎回MAXだと思ってしまうのですが、
最後に痛くなったときは本当に強くそう思っていました。
全然治まらない痛み。
ストローでしか飲み物が飲めない、柄の長いスプーンでしか食事ができない。

先の見えない生活。全く他人ごとの夫。辞められない仕事。
本当に辛かったです。

10年近く闘ってきて、どうしても治したい!っていう気持ちも萎えてしまってきていました。
なんとか痛んでいる時期を乗り切って、乗り切ってさえしまえば後は普通の日常が待っている。
痛くない時は全く綺麗さっぱり痛くない。忘れちゃうくらい。
でもいつも心のどこかでビビっている。

ただこの時は2か月以上痛みが続き、絶望に近い精神状態でした。
久しぶりに、三叉神経痛について、新しい情報を求めて検索しました。

光明が見えた!

そうしたら、あるサイトを発見しました。
「これって私のこと?」っていうくらい全部腑に落ちたんです。まさに目から鱗でした。
なんで以前はこのサイト見つけられなかったんだろうって思ったら、
その記事は、私が沖縄に移住してから公開されている記事でした。
もしその前に見つけていたら、確実に受診していたでしょう。東京のクリニックでした。

また、三叉神経痛が延髄レベルでの中枢感作から発症しているという考え方が現医学にはないため「長く続く痛みは三叉神経痛ではない」「ジリジリした痛みは三叉神経痛ではない」というような言い方がなされ、原因が判明していないというのに「三叉神経痛とはこういうものだ」というような独断定的な診断基準が作られており、それにそぐわないものは「三叉神経痛ではない」とされ、有効な治療がなされていないという印象を受けます。

出典:http://www.nanbyo-study.jp/?p=2685 世界初、三叉神経痛の治療法確立

末梢由来の三叉神経痛、中枢由来の三叉神経痛。
ここに書いてあることが全部、自分のことを書いてあるかのように思えました。

それがこのサイトです。

出典:http://www.nanbyo-study.jp/?p=2685 世界初、三叉神経痛の治療法確立

問い合わせしました。
今までの症状と経過、すがる思いで説明しました。
回答は、「なるべく早く受診してください。お力になれると思います」というものでした。

その結果。

既に沖縄に移住していることもあり、仕事も休む必要があるので
夫にひとまず相談しました。その返事は
「でも行ったって治る保証はないんだろ?それだけやってダメだったらなぁ、、、」
という消極的なものでした。
一縷の望みを託して、と思っただけに辛かったです。

ただ、不思議なことに
これ以降、痛みが少しずつ治まってきました。
その病院にも、痛みが治まってきたので今回は見送りますと伝えました。

現在。

あれから3年が経ちます。
その間、一度も痛みは起こっていません。
きっと、

  • 今度痛くなったら受診したいクリニックがあり、私の症状を緩和する術を持っているという安心感。
  • ストレスフルな仕事を退職したこと。
  • 10年近く痛みと闘ってきたのに何の理解も示さなかった夫と別居したこと。

多分に心の問題が大きかったということなのでしょうか。

一番最初に痛み始めた頃、ペインクリニックで肩をぽんぽんされながら言われた
「疲れてるんだよ」
って言葉を思い返します。
回りまわって、結局あの一言に尽きたのかなって思います。

複雑ですね。

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