なぜ今、この「個人情報保護士」認定試験を受験しようと思ったのか、
その理由をお話したいと思います。
もともと年に数回、資格試験を受験してきました。
でも2020年は、春のIPAの情報処理試験も中止になり、受験の申し込みをしていた
情報処理安全確保支援士試験の受験も出来なくなりました。
このコロナ禍で、取得できる資格は限られています。
基本的に集合で行う試験は延期や中止になっていました。
CBTで受験できる資格試験も、近くにテストセンターがないため、リスクを冒してまで
行くことは出来ません。
そんな中で、以前から多少の興味を持っていた、この「個人情報保護士」認定試験が
オンライン・ライブ検定をしているということを見つけました!
コンテンツ
オンライン・ライブ検定とは
要はインターネットを使用して、自宅から受験できる仕組みです。
情報処理試験も、ITパスポートはかなり前からテストセンターで受験できる、
CBT試験(Computer Based Testing の略称で、コンピュータを使った試験方式)を
実施していました。
このコロナ禍で、Iパスに加えて、基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験も
CBTで実施していますね。
CBT試験でも本人確認はとても重視されます。
Webカメラで当日、顔写真を撮影される試験もありますね。
自宅で受験するということは、これ以上の本人確認が必要になりますよね。
ざっと考えたときに、自宅で受験できる試験は
「ドットコムマスター ベーシック」と「オラクル」が浮かびます。
ドットコムマスターは本人確認はほぼないようなものと記憶しています。
難易度低めだからいいとしましょう、って感じですかね。
オラクルは、本人確認などのコミュニケーションは英語で、とありますね。
少しハードルは高そうです。
かなり話が逸れてしまいました。
それだけ、どんな資格試験でも「本人確認」は重要です。
そんな重要な「本人確認」を自宅での受験でどのように実現するのでしょう。
もちろん、「なりすまし」も防ぐ必要がありますし、「カンニング」も
防がなければいけないです。
そこで、この試験でキモになってくるのが、次の「超広角WEBカメラ」の使用です。
必要なWebカメラ
この試験をオンライン・ライブ検定で受験するためには、「超広角Webカメラ」が必須です。
超広角なカメラを手元に置いて、必ず画面上に「本人の顔」「本人の手元」「パソコン画面」の3点が映るように調整しなきゃいけないんですっ!
ふむふむ、、それで試験中の本人確認と不正行為を見張ってるんですね。
カメラの指定はあるのかな?と思ったら記載されてました。
一般的なパソコン内蔵カメラや、視野角の狭い一般市販品カメラの利用はできませんのでご了解ください。受験を希望される方には、下記の指定広角Webカメラを販売いたしますので、何れかの方法でご用意下さいますようお願いいたします。
一般財団法人全日本情報学習振興協会より引用
でも販売って書いてるから、このために買わなきゃいけないのかな…と思いますよね。
それが、無料で貸し出ししてくれるんです!!(配送料のみ負担) ※2021年1月現在
そればかりか、会場がない地域でオンライン受験を申し込むと、カメラを無料で
プレゼントして頂けるんです!!なんて太っ腹。
沖縄県在住のMaoも恐る恐る申し込んだら、ちゃんと届きました。有難い限りです。
台数限定のサービスなのかもしれないので、オンライン試験をお考えの方は
早めに申し込むといいですね!
試験の前準備
受験を申し込んで、私の場合は半月ほど前に、メールで受験票が送られてきました。
内容は、
- 試験日時・ログイン方法・受験者ID・パスワード
- 本人確認・認定カード用写真
- 受験環境
- 受験上の注意
- 禁止事項・免責事項等について
- 不正行為・失格となる行為の一覧
- 試験中のトラブルについて
- 合格発表・合格者への証書発送と試験問題の解答について
- 不測の事態による試験の中止について
といったものでした。さすがに細かい注意事項がたくさんあります。
本人確認はやはり気になるところ。
試験の数日前までに一度ログインして本人確認と認定カード用の写真を撮るとのこと。
実際に超広角カメラを使ってちゃんと3点が映る位置、角度の調整などをしました。
その際に認定カード用の写真も撮影してアップロードする必要があります。
ということは、さすがに広角カメラで認定カード用の写真は嫌だな、と
普通のWebカメラで再ログインして撮影しました!
※本来はどちらのカメラで撮影したものでもいいそうです。
試験当日
実は当日ちょっと勘違いしてしまい、ログイン後に試験の画面まで進めなくて
事務局に電話で問い合わせをしてしまいました。
無事に試験の画面まで到達できた時点で説明開始の3分前ほどだったでしょうか。
最初は余裕かましてたのに、段々焦ってきちゃって余計な汗かいちゃいました。
ログインしても事前の写真撮影の画面にしかならず、あれ?本番の画面じゃない、って
勝手に思い込んでしまったんですね。
実際は本番環境の画面も同じで、写真の撮影→アップロード→動画配信画面という
流れでした。思い込みって怖い、、、
受験の手引きに
「早い時間からログインしていると試験説明の動画がはじまらないことがある」とか
「通信環境により開始時間に誤差が生じることがある」とか
「試験開始時間が過ぎても試験説明が始まらない時にはブラウザ更新して」とか
書いてあると、自分の手順というより環境の問題?って思っちゃったみたいです。
開始前にバタバタしたままスタートしましたが、実はこの試験って
150分(2時間半)の試験時間中は退席もできないし
途中で終わっても試験終了まで待たなきゃいけないし
当然飲食もできない。
集合試験では当たり前のことでも、自宅での受験だとキツいですよね。
CBT試験だと、解答が終わったらそのまま採点して終わりだし。
何せ試験開始前にバタバタしてしまったので直前にトイレにも行けず。
2時間半トイレに行けないってわかっていると余計行きたくなっちゃって大変でした。
まとめ
勝手がわからなかったオンライン・ライブ検定。
メリットは、交通費かからない、時間が有効に使えるということに尽きますね。
デメリットは、気持ちが切り替えられない、スイッチうまく入らないという感じでしょうか。
やっぱり試験会場に出向くってことが気分も高めてくれるけど、
自室じゃそうはいかないですもんね。
あと、最後に。
これほんと、やってみないとわからないことなんですけど、
超広角カメラで3点(顔、手元、画面)映し続けるのって想像以上に大変でした。
自分の映像が画面上に配置されていて、時々ちゃんと映っているかチェックするのですが、
集中すると姿勢が前のめりになったり、疲れてきて体を伸ばしたり、
気付くと自分の顔が画面上にない、ということがありました。
ずっっと同じ姿勢でいなきゃいけないんです!
まぁ集合試験の時は周辺の人を気にして、大きく伸びをする、なんてしませんけどね。
そこは自室で受けている油断ですね。
少々トラブルはありましたが、またこの協会のオンラインの試験、受けてもいいかなって
思っています。指定のカメラを有効に使わせてもらわなきゃ、です。
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